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園子温作品、カナダの映画祭を席巻!「リアル鬼ごっこ」「ラブ&ピース」で4冠

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6月24日、「ラブ&ピース」のジャパンプレミアに出席した園子温。

6月24日、「ラブ&ピース」のジャパンプレミアに出席した園子温。

カナダ・モントリオールにて現地時間7月14日から開催されていた第19回ファンタジア国際映画祭のコンペティション部門にて、園子温の監督作「リアル鬼ごっこ」が最優秀作品賞と審査員特別賞を、主演のトリンドル玲奈が最優秀女優賞を受賞。さらに「ラブ&ピース」が観客賞に輝いた。

1996年にスタートしたファンタジア国際映画祭は、アジア、北米、ヨーロッパを中心に多くの作品を上映する催し。園の監督作は2006年に「奇妙なサーカス」が作品賞、2009年に「愛のむきだし」が審査員特別賞や最優秀女優賞などを受賞している。

7月11日に公開された「リアル鬼ごっこ」は、山田悠介の同名小説に園がアレンジを加え映画化したホラーサスペンス。全国のJK(女子高生)が“鬼”と呼ばれる正体不明の敵に襲われる悲劇を描き出す。映画祭の審査委員によると、トリンドルの最優秀女優賞は「審査員満場一致で決定した」とのこと。トリンドルは「最優秀女優賞、とってもとっても嬉しいです! このような賞をいただける日が来るなんて、今の私にとっては身に余る思いです。園子温監督、『リアル鬼ごっこ』のスタッフさん、キャストの皆さん、そして、支えてくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びの感想を述べた。

一方6月27日公開の「ラブ&ピース」は園が初めて特撮技術を用いた演出に挑戦したオリジナル作品。長谷川博己演じる平凡なサラリーマンと1匹のミドリガメの出会いから始まる壮大なストーリーが展開される。20年以上にわたりこの脚本を温め続けてきた園は、本作の受賞を受け「ファンタジア映画祭は世界で最も好きな映画祭なので、観客賞を受賞でき本当に誇らしい。観客投票という一番誠実な投票によって選ばれたことが何よりうれしい」とコメントを寄せている。

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