カンパニー松尾やバクシーシ山下の師・安達かおるの発禁作、20年の沈黙破り上映

ドキュメントAV監督・安達かおるが手がけた「ハンディキャップをぶっとばせ！」が、東京・UPLINKにて8月7日に上映される。

安達は、カンパニー松尾やバクシーシ山下ら個性的なAV監督を輩出し、平野勝之や井口昇、高槻彰らの監督作品も世に送り出してきたAVメーカー、V＆Rプランニングの創設者。これまでに世界各国の残酷映像を集めた「デスファイル」シリーズのほか、暴力や動物、排泄などを扱った作品を制作してきた。

「ハンディキャップをぶっとばせ！」は、安達が「障害者とセックス」の問題に正面から向き合った作品。1993年に制作されたもののビデオ倫理協会によって発禁処分とされていたが、約20年の沈黙を破りこのたび公開が決定した。主人公は、それぞれ身体的な障害を抱えた3人の青年たち。「セックスがしたい」という思いから応募してきた3人が初めて女性に触れる姿やインタビュー映像を通して、“障害者”というレッテルでまとめられ、セックスから隔離されている彼らの状況を浮かび上がらせていく。

この日の上映には安達も来場。ゲストに映画監督の佐々木誠と、身体障害者のセクシュアリティに関する支援を行う特定非営利活動法人ノアールの理事長・熊篠慶彦を迎えトークを行う。なお、UPLINKでは今後も本作の上映会を開催していく予定だ。

「ハンディキャップをぶっとばせ！」先行トーク付上映会

2015年8月7日（金）東京都 UPLINK
受付開始 18:00 / 開場 19:00 / 開映 19:30
料金：2000円
※18歳未満は鑑賞不可
＜トークショー登壇者＞
安達かおる / 佐々木誠 / 熊篠慶彦（特定非営利活動法人ノアール理事長）