「インサイド・ヘッド」同時上映作、ひとりぼっちの火山描く短編の特別映像公開

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全国ロードショー中のディズニー / ピクサー作品「インサイド・ヘッド」と同時上映されている短編、「南の島のラブソング」の特別映像が解禁となった。

「南の島のラブソング」 (c)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

「南の島のラブソング」 (c)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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「南の島のラブソング」は、ハワイの美しい海を舞台に、“ひとりぼっちの火山”の姿を何百万年にもわたって追うミュージカルラブストーリー。噴火と浸食を繰り返して形成された巨大な火山のキャラクター、“ウク”が主人公だ。公開された映像からは、彼が愛する人と一緒になれる日を願いながら歌う姿と、ひとりぼっちで長い時間を過ごしていることが見て取れる。

メガホンを取ったのは、これが初監督作品となるジェームズ・フォード・マーフィー。「モンスターズ・インク」などに携わってきたマーフィーは、本作を着想したきっかけについて「リサーチの過程で、ハワイ島沖にある海底火山の存在を知りました。これらの島は今後1万年から10万年後には海面に姿を現し始め、最終的にはハワイ島とつながるというのです。壮大な“時間”のスケールに驚嘆した私は、8500万年をかけて1つの火山がたどる“一生”をまとめました」と説明する。

また、「火山情報を集めている間に、私の妹が43歳にして結婚することになりました。結婚式で妹の幸せそうな顔を見ながら、彼女がどれだけ長い間この日を待ち望んでいたことかと思いを巡らせるうち、火山の一生がまったく違うものに見えてきたのです。そしてふと、『火山も人間と同じように、生涯運命の人に出会うことを夢見ていたとしたら……』とひらめいたんです」と明かした。

劇中で“ウク”が歌う歌はマーフィー自身が作詞・作曲を手がけたもので、「インサイド・ヘッド」の監督ジョン・ラセターへのプレゼン時には生歌を披露したという。その熱い思いとオリジナリティはラセターの心をつかみ、企画は採用。マーフィーは「ラセターは、真に壮大と呼べる世界観をCGアニメーションで描くこと、文字通り巨大な火山が主人公という点で、見たことのないスケール感を達成できるのではないかという点に期待を示してくれました」と当時を振り返った。

※動画は現在非公開です。

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