近藤芳正の初主演作がモントリオール世界映画祭に正式出品、予告編も公開に

近藤芳正の初主演作「野良犬はダンスを踊る」が、8月にカナダで開催される第39回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールドシネマ部門に正式出品されることが決定。あわせて本作の予告編がYouTubeにて公開された。

「野良犬はダンスを踊る」は、「D坂の殺人事件」の窪田将治が監督を務めたハードボイルドドラマ。殺し屋稼業を40年続けてきた男、黒澤を近藤が演じ、ヒロインの米沢美織役には「ローリング」の柳英里紗。ほかの出演者には木下ほうか、柳憂怜、草野康太、加藤慶祐、鈴木勝吾、久保田秀敏らが名を連ねている。

本作が正式出品されたフォーカス・オン・ワールドシネマは、世界の注目すべき映画に焦点を当てる部門。窪田の作品が同部門に選出されるのは、「失恋殺人」「CRAZY-IZM クレイジズム」「僕の中のオトコの娘」に続き、3年ぶり4度目となる。

近藤は「映画初主演でこの作品がモントリオール世界映画祭に選出されとてもうれしいです。この映画をきっかけに、新たな刺激的な出会いが増えていくことを望んでいます！」と喜びをあらわに。また窪田は「僕にとって、このモントリオール世界映画祭は映画監督として育ててもらった映画祭です。この映画祭が無ければ映画監督として認知されていなかったと思います。3年ぶりに戻れることを大変光栄に思っております」とコメントを寄せている。

公開された予告編に収められているのは、黒澤が自身の腕に衰えを感じ、殺し屋を引退しようと決意する様子。そして穏やかに暮らそうとしていた彼のもとに、よからぬ事件の知らせが届く場面が切り取られている。

「野良犬はダンスを踊る」は10月10日より全国でロードショー。