山田洋次「母と暮せば」、吉永小百合&二宮和也が長崎で“トロンと甘く”撮影中

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7月10日、山田洋次監督作「母と暮せば」の撮影が長崎・黒崎教会で行われた。このたび監督の山田をはじめ、吉永小百合、嵐の二宮和也らキャストからコメントが到着した。

「母と暮せば」長崎ロケに参加した面々。左から浅野忠信、黒木華、吉永小百合、山田洋次。

「母と暮せば」長崎ロケに参加した面々。左から浅野忠信、黒木華、吉永小百合、山田洋次。

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「母と暮せば」は長崎を舞台としたファンタジードラマ。1948年8月9日、助産師として暮らす伸子の前に原爆で亡くしたはずの息子、浩二が現れる。2人は昔話や浩二の恋人の心配をしながら楽しい日々を過ごすが、幸せな時間は永遠には続かない。吉永と二宮が親子役で初共演を果たし、2人の奇妙で穏やかなひとときを山田が幻想的に描き出す。

「母と暮せば」ロゴ (c)2015「母と暮せば」製作委員会

「母と暮せば」ロゴ (c)2015「母と暮せば」製作委員会[拡大]

作品の根底には戦争や原爆といったテーマとともに、どこにでもある日常も丁寧に描かれていると説明する二宮。吉永は、二宮について「初めて会ったその日から、もしかしたら本当に自分の息子なんじゃないかと思うくらい寄り添って演じることができました。かわいい息子です」と述べる。対する二宮は「吉永さんから小さい頃の写真を見せてほしいと言われ、僕も久しぶりに自分の写真を見ました。そのことをきっかけに、実際には共有していない思い出などが想像できました」と知られざるエピソードを披露。そんな2人に対し、山田は「本当にお2人は甘ーいんですよね。とても甘いトローンとした味が漂っていてね。時として恋人に見えるような甘さ、そういう独特の母子の物語になりえているのではないかと思います」とキャスティングの成功を確信する。

本作は東京近郊や愛知でも撮影が行われたが、山田は「何しろ昭和23年の物語なので、本当はたっぷり長崎ロケをしたかった。教会は絶対に長崎で撮ろうと思っていました」と長崎ロケへのこだわりを明かす。黒木は長崎の戦争にまつわる歴史について「この作品を通して、少しですが知ることができました」と語り、「母べえ」で吉永とともに山田組に参加した浅野は「大きな役ではないのですが、とても重要な役をいただいて非常にやりがいがあります」と喜びを吐露した。

撮影はこの後も続き、7月中旬にクランクアップする予定だ。残すシーンもわずかとなり、山田は「長崎の地で主な出演者がみんな集まって、クランクアップを迎えることができ、こういった形で作品を終えることができると思うと『よーい、はい』と言うのもなんだか胸がいっぱいになります」と高まる気持ちを伝えている。

「母と暮せば」は12月12日より全国ロードショー。

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