細田守「子供時代を彩る思い出を作りたい」と語る、「バケモノの子」完成披露会見

3

149

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 30 54
  • 95 シェア

デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!」「おおかみこどもの雨と雪」で知られる細田守の監督最新作「バケモノの子」の完成披露会見が、本日6月15日に東京・東京国際フォーラムにて行われ、主要キャストの役所広司宮崎あおい染谷将太広瀬すず大泉洋リリー・フランキー、プロデューサーの齋藤優一郎、監督の細田が登壇した。

「バケモノの子」完成披露会見の様子。左から齋藤優一郎、細田守、広瀬すず、染谷将太、役所広司、宮崎あおい、大泉洋、リリー・フランキー。

「バケモノの子」完成披露会見の様子。左から齋藤優一郎、細田守、広瀬すず、染谷将太、役所広司、宮崎あおい、大泉洋、リリー・フランキー。

大きなサイズで見る(全13件)

役所広司

役所広司[拡大]

「バケモノの子」は、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸にした冒険活劇。バケモノたちの棲む異世界“渋天街(じゅうてんがい)”と渋谷を舞台に、家族の絆や淡い恋模様を描く。渋天街で一二を争うバケモノ、熊徹を役所が、身寄りがなく嫌々ながら彼の弟子となった九太の少年期を宮崎が、青年期を染谷が演じる。

宮崎あおい

宮崎あおい[拡大]

染谷将太

染谷将太[拡大]

作品を観た感想を聞かれた役所は「熊徹、ちゃんとセリフ言えるのかなと緊張しました」とコメント。「熊鉄がしゃべる最後のセリフが聞こえたときは本当にドキドキしました。初めての体験でした」と振り返った。同じ質問に対して宮崎は「しばらくはちゃんとできてるか不安で緊張していたんですが、染谷くんとバトンタッチした後はすごいリラックスして、『いい映画だな』と思いながら観ることができました」と冗談交じりに返答。対して染谷は「少年期まではワクワクしながら観ていたんですが、青年期からは本当に不安で……」と語り、共演者たちの笑いを誘った。

広瀬すず

広瀬すず[拡大]

「時をかける少女」「サマーウォーズ」など、入道雲が登場する作品を多く手がけてきた細田。そのことについて「入道雲というのは小さい雲がもくもくもくと大きくなっていくんですね。それによって物語の登場人物の成長を象徴しているんです」と説明する。また過去作の多くが夏休みに公開されていることに関して「夏休みにアニメ映画を観るということは子供にとってすごい重要なことだと思うんです。僕自身もそうですが、そのときに観た作品というのは単に面白かったというだけでなく、子供時代を彩る思い出になっています」と告白する。

細田守

細田守[拡大]

本作で師匠と弟子の物語を選んだ理由を問われた細田は「私事なのですが『おおかみこどもの雨と雪』を制作したあとに子供が生まれたんです。そのときに子供は誰が育てていくんだろう、どうやって大きくなるんだろうと考えたんです」と自身の環境の変化を語る。続けて「本当の父親だけじゃなくて、先生や近所の大人、同級生などいろんな形をとった父親たちがたくさんいて、そういうたくさんいる父親たちが子供を育てていくんだと考えるようになりました」と制作の経緯を明かした。

「バケモノの子」は7月11日より全国ロードショー。

この記事の画像・動画(全13件)

読者の反応

  • 3

ロックンロールニュース @RRN_TW

【映画「バケモノの子」】リリーは豚顔の僧侶・百秋坊役の声を務めます⇒細田守「子供時代を彩る思い出を作りたい」と語る、「バケモノの子」完成披露会見 - 映画ナタリー http://t.co/0MNWO6C9I0

コメントを読む(3件)

関連記事

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 バケモノの子 / 時をかける少女(2006年) / サマーウォーズ / おおかみこどもの雨と雪 / デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム! / 細田守 / 役所広司 / 宮崎あおい / 染谷将太 / 広瀬すず の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。