マイケル・ケインがポスターを見ただけで泣いた!?カンヌコンペ出品作「Youth」

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2006年以降、「グレート・ビューティー/追憶のローマ」など、作品を作るたびにカンヌ国際映画祭に招待されているイタリア人監督パオロ・ソレンティーノ。新作「Youth(原題)」が現地時間5月20日にコンペティション部門で上映された。

左からマイケル・ケイン、ジェーン・フォンダ、ハーヴェイ・カイテル、パオロ・ソレンティーノ、レイチェル・ワイズ、ポール・ダノ、アレックス・マックイーン、マダリーナ・ゲネア(写真提供:LIONEL / STEPH / FDC15 / VISUAL Press Agency / ゼータ イメージ)

左からマイケル・ケイン、ジェーン・フォンダ、ハーヴェイ・カイテル、パオロ・ソレンティーノ、レイチェル・ワイズ、ポール・ダノ、アレックス・マックイーン、マダリーナ・ゲネア(写真提供:LIONEL / STEPH / FDC15 / VISUAL Press Agency / ゼータ イメージ)

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「Youth(原題)」ポスター (c)Gianni FIORITO

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アルプスの麓にある高級リゾートホテルを舞台に、マイケル・ケイン演じる引退したばかりの作曲家とハーヴェイ・カイテル演じる現役続行中の映画監督が、ホテルの客たちと繰り広げる交流を描く。

「Youth(原題)」場面写真 (c)Gianni FIORITO

「Youth(原題)」場面写真 (c)Gianni FIORITO[拡大]

記者会見には、監督のソレンティーノ、出演者からはケイン、カイテル、ジェーン・フォンダレイチェル・ワイズポール・ダノが顔をそろえた。ソレンティーノは映画のテーマについて、「人は未来に何を望むのかということを描きたかった。自由であること、自由であるとはいつまでも若くいられること。自分にどれだけの時間が残されているのかと考えたとき、こういう思いが巡るのではないだろうか」と語った。82歳のケインは、「この映画のポスターを見てほしい。若い女性の裸を私たちが見て、自分たちが失ってしまったもの、もう二度と手に入らないものに思いを馳せている。とても悲しい気持ちになる。ポスターを見るだけで泣けてくるね」と冗談とも本気とも取れる発言で笑いを誘った。

なお、ケインがカンヌに来たのは49年ぶり。「半世紀前、『アルフィー』でカンヌに来て、映画は賞を獲ったが私は無冠だった。だからそれ以来カンヌには来ていなかった。でも、この『Youth』は世界でもっとも優れた監督によって作られており、とても気に入っているので、賞を獲ろうが獲るまいが関係なくどこへでも行くと言ったんだ」と語り、その後も独特のユーモアを交えて質問に答え、記者会見の場は“マイケル・ケイン劇場”と化した。

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イヌリン🔯惨劇 @inulin

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