ラース・フォン・トリアーの親類がカンヌで初コンペ、イザベル・ユペールも太鼓判

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カンヌ国際映画祭とは因縁のあるデンマークの監督ラース・フォン・トリアーの親類であるヨアキム・トリアー。彼にとって初の英語作品「Louder Than Bombs(原題)」が、ある視点部門に選ばれた前作「Oslo, August 31st(原題)」に続き、今年初めてコンペティション部門に選出された。

「Louder Than Bombs(原題)」場面写真

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「Louder Than Bombs(原題)」ポスタービジュアル

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ニューヨークを舞台にした「Louder Than Bombs」には、イザベル・ユペールジェシー・アイゼンバーグガブリエル・バーンエイミー・ライアンらが出演。亡くなった戦争写真家の女性をめぐり、遺された夫と息子たちが思いを交差させていく。

「Louder Than Bombs(原題)」場面写真

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監督のトリアーは記者会見で、「キャラクターだけでなく、家族が抱く感情のモザイクを描きたかった。家族それぞれの思惑を描くことで、1つのストーリーになるような。親は子供の鏡となり、兄弟も相互に影響を与え、親密さが育っていく。その中で、世代間の違いを浮き彫りにしたかった」と作品のテーマを明かす。

写真家の女性を演じたユペールはフランス出身で、フランス映画にとどまらず各国の映画制作現場を経験している。「ヨーロッパの映画制作チームがアメリカのチームと合流し、アメリカとヨーロッパの役者を使ってニューヨークで撮った映画。名実ともに国際的な映画と言えるでしょう。ヨアキムはそれらをとても美しくまとめあげました。ヨアキムにとっても、そして私たち役者にとっても得るものが大きい経験だったと思う」と語り、英国で映画を勉強したトリアー監督の手腕を褒めたたえた。

「Louder Than Bombs」の日本公開は、現在のところ未定。

※記事初出時、一部事実と異なる内容がありました。お詫びして訂正します。

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tAk @mifu75

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