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ビクトル・エリセの代表作が初Blu-ray化、リーフレットにやくしまるえつこ

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「ミツバチのささやき」 (c)2005 Video Mercury Films S.A.

「ミツバチのささやき」 (c)2005 Video Mercury Films S.A.

スペインの名匠ビクトル・エリセの代表作「ミツバチのささやき」「エル・スール」が初めてBlu-ray化され、明日6月19日に発売される。

エリセ自らが監修したHDマスターを使用したBlu-rayには、画家の成瀬政博が装丁を担当した特製ケースの付きのツインパックも用意。同日にDVD版も発売され、すべての商品に映画評論家の遠山純生が執筆した解説リーフレットが付属する。なおリーフレットには、バンド、相対性理論などで知られる音楽家やくしまるえつこが寄稿したそれぞれの作品に捧げる詩「革命前夜のささやき」「振り子観察日記」も掲載される。

「ミツバチのささやき」は、1973年に公開されたエリセの長編デビュー作。スペインの小さな村を舞台に、1人の少女が体験する現実と空想の交差した世界をつづる。一方1983年に公開された「エル・スール」では、自殺した父との思い出を回想する少女が、南へと旅立つまでを描く。

水や植物を象徴的に使用した静謐な画面や、緻密に計算された長回しで知られるエリセ。寡作でありながら、多くのファンを持つ名匠の作品を自宅で味わってみてはいかがだろう。

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