長谷川博己が二階堂ふみの“女”を呼び覚ます「この国の空」、監督は荒井晴彦

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終戦70周年記念作品「この国の空」から予告編とポスターが公開された。

「この国の空」(c)2015「この国の空」製作委員会

「この国の空」(c)2015「この国の空」製作委員会

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原作は芥川賞作家の高井有一が1983年に発表し、翌年に谷崎潤一郎賞を受賞した同名小説。終戦が近づく昭和20年の東京を舞台に、空襲に怯えながら母親と暮らす19歳の里子と、妻子を疎開させて1人で暮らす隣人の市毛が互いに惹かれあい一線を越えていくさまを、戦時下に生きる人々の暮らしと共に丹念につづる。

決して許されぬ恋に身を焦がす主人公の里子を演じたのは、二階堂ふみ。劇中でも詠まれる、女流詩人の茨木のり子が19歳で迎えた終戦当時の心情をうたった「わたしが一番きれいだったとき」を、予告編では二階堂が朗読している。徴兵を免れ、銀行支店長として働く隣人の市毛役には、長谷川博己。身の回りの世話をしてくれる里子の若く瑞々しい魅力に気付き、渇望する男を情熱的に演じた。共演には、里子の母親役の工藤夕貴、伯母役の富田靖子をはじめ、石橋蓮司、奥田瑛二ら実力派の名が並ぶ。

監督は「ヴァイブレータ」「共喰い」などの脚本を手がけてきた荒井晴彦。柄本明が主演した「身も心も」以来の監督作となり、共同脚本として参加した「戦争と一人の女」同様、戦争に翻弄される男女の姿を描き出した。

「この国の空」は8月8日より全国ロードショー。

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あおい @hhmsa770307

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