フラカンのミスター小西がドラマー役で映画初出演、監督は名脇役の田中要次

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俳優の田中要次が監督を務める短編作「ドラムマンz バチがもたらす奇妙な出来事(仮題)」に、ロックバンドのフラワーカンパニーズからドラム担当のミスター小西が主要キャストとして抜擢された。

フラワーカンパニーズのメンバー。右から2番目がミスター小西。

フラワーカンパニーズのメンバー。右から2番目がミスター小西。

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本作は愛知・名古屋にある映画館シネマスコーレが、地元民から愛される中川運河の魅力をアピールするため企画したオムニバス「Filmusic in 中川運河・夏」のうちの1本。

メガホンを取った田中は、テレビドラマ「HERO」のバーテンダー役などで名脇役として高い評価を受けている。キャスティングについては、名古屋出身であるという理由から小西に目をつけたと明かした。本格的な演技は初めてとなる小西は、オファーを受けて「青天の霹靂でした」とコメント。関係者が「あて書きのようだ」と評する、音楽と人生に疲れたうだつのあがらないドラマー役に挑む。

共演には、豊田利晃の監督作「蘇りの血」や7月に公開を控えた塚本晋也の監督作「野火」などで俳優としても活躍するドラマー、中村達也がドラムの神様役で登場。フラワーカンパニーズのほかのメンバーやパーカッショニストのスティーヴ エトウの出演も決定し、音楽に満ちた作品が期待できる。

撮影は実際に中川運河にて行われる。「Filmusic in 中川運河・夏」では5月15日まで映画出演者を募集中。対象は名古屋市および名古屋市近郊在住の人限定のため、地元愛の証として名乗りをあげよう。

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田中要次 コメント

正直なところ、小西さんのことはよく知りませんでした。彼が名古屋出身であるということに興味があっただけでした。
武道館ライブを控えているフラカンが果たして出演してくれる暇があるのかとも思いつつ、「いい歳して音楽からも恋人からもバイトからも見離されそうな情けないドラマーの役なんですけど、どうなんでしょう」とおそるおそる関係者に尋ねたところ、「まるであて書きのようです」と誰からも言われ、快諾をいただいた次第です。
まさに神様のおかげと思うぐらいにミラクルなキャスティングが実現しました。と言っている今も(安心しすぎてか)、小西さんとまだ話したことがないんです。この映画、フィクションでありながら、さまざまなことがガチンコ勝負になりそうです。

ミスター小西 コメント

今回、ご指名いただいたことは青天の霹靂でした。まさかの映画? おまけにメイン! 現時点で僕は内容をほとんど知りません。自分がすべき事すら……。
しかし、せっかくいただけたチャンス、あえてむきだしの自分で挑戦してみたいと思います。皆様、よろしくお願いします。

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