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日活ロマンポルノが再始動、新作製作&神代辰巳の2作品がR15+指定へ

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再審査でR15+指定となった1973年の神代辰巳監督作「恋人たちは濡れた」。(c)日活

再審査でR15+指定となった1973年の神代辰巳監督作「恋人たちは濡れた」。(c)日活

1971年に製作開始された「日活ロマンポルノ」が2016年に45周年を迎えることを記念し、「ロマンポルノリブートプロジェクト」の始動が発表された。

日活が打ち出した成人映画レーベル「日活ロマンポルノ」は、“10分に1回絡みのシーンを作る”、“上映時間は70分程度”といった一定のルールを守れば比較的自由に映画を作ることができたため、若手映画監督の挑戦の場であった。しかし「ポルノ」という言葉が一人歩きした結果、劇中の絡みはすべて演技であるにもかかわらず「日活ロマンポルノ」での新作製作は1988年に終焉に追い込まれる。日活では2012年にロマンポルノの特集上映を組むなど、新しい観客層を開拓する試みを行ってきた。

「ロマンポルノリブートプロジェクト」は新作製作と旧作の上映を通してロマンポルノ鑑賞の場を拡大することを目的としている。特に「新作製作 powered by スカパー!」と銘打った企画では一般劇場での2016年の公開を目指し、これまでロマンポルノを手がけたことのない監督たちによる完全オリジナルの新作を2015年初夏より製作開始。この新作に関する続報は2015年末に発表される予定だ。なお新作の劇場公開にあわせてBSスカパー!にてR15+版の放映も予定している。

またこのたび神代辰巳が監督を務めたロマンポルノ2作品「恋人たちは濡れた」「四畳半襖の裏張り」が、映倫の再審査によってR15+指定へと変更された。「日活ロマンポルノ」作品群は製作当時の映倫区分が「一般映画」「成人映画」の2種類だったため、1988年に「成人映画」が「R-18」と改称されて以降自動的に18歳に満たない者は鑑賞できない作品として扱われてきた。日活では今後もロマンポルノ作品の再審査を依頼していくという。

※記事初出時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。

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