「あっちゃん」舞台挨拶、初日はピエロ、2日目はエプロン姿で赤字を嘆く

ロックバンド、ニューロティカの結成30周年を記念したドキュメンタリー「あっちゃん」が4月18日より公開され、東京と大阪で舞台挨拶が行われた。

4月18日に東京・渋谷HUMAXシネマで行われた初日舞台挨拶には、主演のあっちゃんことイノウエアツシとニューロティカのメンバー、そしてナリオ監督が登壇した。イノウエはいつものライブ同様ピエロのメイクと衣装で登場。主演俳優として公開初日の心境を聞かれるも、某女優のモノマネ「別に……」で会場の笑いを誘った。

KATARU（B）は、アルバム「インディーズ日本代表」の収録曲「君のメロディ」はこの映画の撮影中にイノウエが作詞したもので、映画ともつながっているとアルバムをアピール。また2015年にバンドに加入したためこの映画には出演していないJAMES（G）は、“棚ぼた的舞台挨拶”に登壇する複雑な心境を語りつつ、「チラッと映っているので探してほしい」と控えめに主張する。最後はイノウエが「俺たちいつでも？」と音頭を取り、観客が「ロックバカ！」と答えるいつものコール＆レスポンスで幕を閉じた。

上映2日目にあたる19日には大阪・シネマート心斎橋で舞台挨拶が行われ、イノウエとナリオ監督が登壇。この日のイノウエは実家の駄菓子店のエプロン姿で登場したが、挨拶では前日同様「別に……」の一言で笑いを取った。さらにイノウエは今回の物販である、自らが仕入れから梱包、発送までを行った菓子の詰め合わせ「藤屋のまかない詰め合わせチョイスDEチョイス」について、発送料を算入していなかったためすでに赤字となっていることを嘆く。しかし「映画で借金を抱えるのは大物芸能人の証」と前向きに自らを励ました。

「あっちゃん」は東京・渋谷HUMAXシネマ、大阪・シネマート心斎橋にて上映中。全国でも順次公開が予定されている。