スタンリー・キューブリックの4作品がデジタル化され全国行脚中

キネマ旬報社が主催する「ムービーマスターズ第1弾」として、スタンリー・キューブリック監督作品の特集上映が全国の劇場で行われている。

これまでも千葉・キネマ旬報シアターや東京・新文芸坐で開催されてきたこの企画は、キューブリックの作品を新たにデジタル化しスクリーンにかけようというもの。そのラインナップは、近未来の非行少年の姿を描いた代表作「時計じかけのオレンジ」、18世紀後半のヨーロッパを舞台に天真爛漫な男の生涯をつづる「バリー・リンドン」、ベトナム戦争というテーマをシニカルに表現した「フルメタル・ジャケット」、愛と性の狭間で揺れる医者の苦悩を扱った彼の遺作「アイズ ワイド シャット」の4本。

今後の特集上映は5月2日から22日に京都・京都みなみ会館、5月9日から6月5日に愛知・名演小劇場、6月13日から19日に東京・キネカ大森で開催される。さらに兵庫・元町映画館や宮崎・延岡シネマほかでの上映も予定されている。