デヴィッド・リンチ、「ツイン・ピークス」新シリーズの監督を降板

テレビドラマ「ツイン・ピークス」新シリーズの監督を降板すると、デヴィッド・リンチが自身のTwitterで発表した。

リンチは降板理由について「1年4カ月にわたって交渉してきたが、脚本執筆にあたって支払われるべき報酬が提示されなかったため」と説明し、出演者たちにも自分が監督しないことを伝えているという。最後には「私は『ツイン・ピークス』の世界を愛している。違った形でこのプロジェクトがうまくいくことを願っている」と締めた。Deadlineによると、リバイバル版を製作するテレビ局Showtimeはリンチの発言について「お互いの妥協点を見つけられるように引き続き交渉を続けていきたい」と発表しているという。

「ツイン・ピークス」は1990年から1991年にかけてアメリカで放映されたテレビドラマで、アメリカ北西部の町ツイン・ピークスで起きた女子高校生殺人事件をめぐるミステリー。1991年にはゴールデングローブ賞で3部門を受賞し、1992年には「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間」のタイトルで映画化もされている。主人公のFBI特別捜査官デイル・クーパーをリンチの他作品にも多く出演しているカイル・マクラクランが演じ、今回のリバイバルでも同役を演じることが決定していた。