白痴(1951年)

白痴(1951年)

ハクチ

上映時間:166分 / 製作:1951年(日本)

解説 黒澤明が長年の夢であったドストエフスキーの名作を、舞台をロシアから北海道へ移し変えて映画化した野心作。善の権化である美しい亀田青年、彼を愛する二人の女・綾子と那須妙子、そして妙子を野獣のように愛する赤間伝吉の4人の間には、時には美しく時には神々しいまでの愛と激しい憎悪が燃えあがる。この作品は当初4時間25分の長さで前後編に分けて上映されることになっていたが、試写を見た松竹首脳陣が難色を示し大幅にカットされることに。それに激怒した黒澤監督が“切りたければフィルムを縦に切れ!“と怒鳴ったという逸話が残っている。結局ふた通りのバージョンが作られ、長尺版の3時間30分のものは東劇で3日間だけ公開、現在見ることができる2時間46分のものは、一般公開時のもの。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:黒澤明

キャスト

赤間伝吉:三船敏郎
那須妙子:原節子
亀田欽司:森雅之
大野綾子:久我美子
大野:志村喬
東山千栄子
東畑:柳永二郎

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