コミックナタリー Power Push - 「アトム ザ・ビギニング」

佐藤竜雄監督×シリーズ構成・藤咲淳一対談 「天馬とお茶の水の“一番いい時間”」の作り方

「アトム ザ・ビギニング」ストーリー

大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」となるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る──。

「アトム ザ・ビギニング」登場キャラクター

天馬 午太郎(CV:中村悠一)

練馬大学の第7研究室でロボット研究を行う大学院生。自分の発想と技術には絶対的な自信を持つ天才肌、その態度は時に傲慢にも見えるほどだ。ただ、お茶の水とはなぜか馬が合い、共同で研究を行っている。

なにかあると、お茶の水とお互いの鼻をつまみ合って心を通わせている。

天馬午太郎

お茶の水 博志(CV:寺島拓篤)

天馬と同じく大学院生として練馬大学の第7研究室でロボット研究を行っている。優しく親しみやすい性格で、マイペースで時に暴走しがちな午太郎をいつもフォローしている。

天然パーマと特徴的な丸い鼻がトレードマークだが、どうも女性にはその印象は薄いようだ。

お茶の水博志

A106(エーテンシックス)(CV:井上雄貴)

天馬とお茶の水が生み出したロボットで、2人が開発しているA10シリーズの6号機。第7研究室の研究テーマである「ベヴストザイン・システム」を搭載している。ベヴストザインとはドイツ語で自我。自我を与えることが自律行動に繋がるという考えで開発・改良が重ねられている。

堤 茂理也(CV:櫻井孝宏)

練馬大学大学院ロボット工学科の主席研究生。第1研究室に所属して、第7研究室の天馬、お茶の水を「クズ」と見下している。脚が不自由で、自分で開発したロボチェアを使っている。

堤茂理也

堤 茂斗子(CV:小松未可子)

茂理也の妹。練馬大学大学院工学部ロボット工学科の2年生。一人暮らしが趣味で、飽きると実家に戻ることを繰り返しているお嬢様。お茶の水に興味をもって接近する。

堤茂斗子

お茶の水 蘭(CV:佐倉綾音)

博志の妹。高校のロボット部に所属し、廃材の中からロボット用の部品を探すのが得意。はねた髪とベレー帽が特徴。A106に興味津々。

お茶の水蘭

伴 俊作(CV:河西健吾)

伴健作の息子。無類のロボット好きで天馬、お茶の水とも親しくなる。将来なりたい職業は探偵。

伴俊作

伴 健作(CV:飛田展男)

探偵、引っ越しなど、どんな依頼も受ける便利屋「マルヒゲ」の社長。天馬とお茶の水がよくバイトをしている。頑固だが人情に厚い。

伴健作

コラム:アトムの本当のお父さんは誰?佐藤竜雄×藤咲淳一 対談 / 本広総監督 コメント 第1回特集はこちらから

テレビアニメ「アトム ザ・ビギニング」2017年4月よりNHK総合テレビにて放送

スタッフ
  • 原案:手塚治虫
  • プロジェクト企画協力・監修:手塚眞
  • コンセプトワークス:ゆうきまさみ
  • 漫画:カサハラテツロー(「月刊ヒーローズ」連載)
  • 協力:手塚プロダクション
  • 総監督:本広克行
  • 監督:佐藤竜雄
  • シリーズ構成:藤咲淳一
  • キャラクターデザイン:吉松孝博
  • 総作画監督:伊藤秀樹
  • 音響監督:岩浪美和
  • 音楽:朝倉紀行
  • アニメーション制作:
    OLM×Production I.G×SIGNAL.MD
  • オープニングテーマ:After the Rain「解読不能」
  • エンディングテーマ:南條愛乃「光のはじまり」
キャスト
  • 天馬午太郎:中村悠一
  • お茶の水博志:寺島拓篤
  • A106:井上雄貴
  • 堤茂理也:櫻井孝宏
  • 堤茂斗子:小松未可子
  • お茶の水蘭:佐倉綾音
  • 伴俊作:河西健吾
  • 伴健作:飛田展男
    ほか
After the Rain ニューシングル アニメ「アトム ザ・ビギニング」オープニングテーマ「解読不能」2017年4月12日発売 / NBCユニバーサル・エンターテイメント
「解読不能」
初回限定盤 [CD+DVD] 1728円 / GNCA-0468
通常盤 [CD] 1080円 / GNCA-0469
南條愛乃 ニューシングル アニメ「アトム ザ・ビギニング」エンディングテーマ「光のはじまり」2017年5月17日発売 / NBCユニバーサル・エンターテイメント
「光のはじまり」
初回限定盤 [CD+DVD] 1944円 / GNCA-0477
通常盤 [CD] 1296円 / GNCA-0478
カサハラテツロー
カサハラテツロー

1967年生まれ。1993年、3年の科学(学習研究社・当時)掲載の「メカキッド大作戦」でデビュー。メカニカルなロボットの描写に定評がある。「アトム ザ・ビギニング」のほかの代表作に「RIDEBACK」「ザッドランナー」「フルメタル・パニック! 0」など。

手塚治虫(テヅカオサム)
手塚治虫

1928年11月3日大阪府豊中市生まれ。5歳のとき現兵庫県宝塚市に引越し、少年時代をここで過ごす。1946年、少国民新聞大阪版に掲載された4コマ作品「マアチャンの日記帳」でデビュー。1950年、漫画少年(学童社)にて出世作となる「ジャングル大帝」の連載を開始。以降「火の鳥」「リボンの騎士」といった歴史的ヒット作を連発し、人気マンガ家としての地位を確立した。1963年、自身の設立したアニメスタジオ「虫プロダクション」にて日本初のテレビアニメとなる「鉄腕アトム」を制作。現代のマンガ表現における基礎を打ち立てた人物として世界的な知名度を誇り、その偉大な功績から“マンガの神様”と呼ばれ支持されている。1989年2月9日胃癌のため死去、享年60歳。

ゆうきまさみ
ゆうきまさみ

1957年北海道生まれ、B型。1980年、月刊OUT(みのり書房)に掲載された「ざ・ライバル」にてデビューし、1990年には「機動警察パトレイバー」にて第36回小学館漫画賞を受賞。代表作に「究極超人あ~る」「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」「鉄腕バーディー」など。現在は週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)にて「白暮のクロニクル」を連載しており、単行本は10巻まで発売中。また月刊!スピリッツ(小学館)でシリーズ連載中の「でぃす×こみ」は2巻まで発売されている。

手塚眞(テヅカマコト)

東京生まれ。ヴィジュアリスト。高校時代から映画・テレビ等の監督、イベント演出、CDやソフト開発、本の執筆等、創作活動を行っている。1999年映画「白痴」でヴェネチア国際映画祭招待・デジタルアワード受賞。テレビアニメ「ブラック・ジャック」で東京アニメアワード優秀作品賞受賞。手塚治虫の遺族として宝塚市立手塚治虫記念館、江戸東京博物館「手塚治虫展」等のプロデュースを行う。著作に「父・手塚治虫の素顔」(新潮社)、「トランス位牌山奇譚」(竹書房)ほか。