舞台「青エク」島根イルミナティ篇開幕！北村諒「見どころ多くて目が足りない」

加藤和恵原作による「舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇」が、本日10月20日に東京・Zeppブルーシアター六本木にて開幕。初日の本日には、ゲネプロと囲み取材が行われた。

今作では単行本10巻から15巻までにあたる「島根イルミナティ篇」のエピソードを展開。昨年2016年に上演された「京都紅蓮篇」同様、サタンの息子でありながら、悪魔を祓う祓魔師（エクソシスト）を志す奥村燐役を北村諒、その双子の弟・奥村雪男役を宮崎秋人が務め、西田大輔が脚本・演出を手がける。

ゲネプロ前に行われた囲み取材には、燐役の北村、雪男役の宮崎、神木出雲役の大久保聡美、ルシフェル役の横田龍儀、外道院ミハエル役の原勇弥が登場。北村は「今までにない演出やギミックなど、いろいろな要素を詰め込んだ前人未到の作品になっています。お芝居の内容はもちろん、舞台装置の使い方、アンサンブルの皆さんの動きなど見どころがたくさんあるので、『目が足りない！』と思うかもしれません」と笑顔を見せ、宮崎は「……ヤバイ作品になるんじゃないかと。今回は神戸公演もあって長期間になるので、最後までがんばります」と語る。

大久保、横田、原の3人は今回がシリーズ初参加。大久保は「演出1つひとつに感動するポイントがあるんです。皆さんのハートを震わせられるようにがんばります」と意気込みたっぷりにコメントし、横田は「お客さんをビックリさせられるようなカッコいい仕上がりになっています」と自信をのぞかせる。続く原は「イルミナティと祓魔塾生の素晴らしい攻防が繰り広げられるので、ぜひ注目してください。僕たちはあの手この手を使って、ルシフェル様と出雲たちを追い詰めていきます」とニヤリ。特殊メイクを施した姿で真剣にコメントする原の様子を見ていた宮崎は、「この格好ですごい真面目なコメント！（笑）」とすかさずツッコみ、報道陣の笑いを誘った。

最後にキャストを代表して宮崎と北村が挨拶。宮崎は「ギリギリまで悩んで、調整しながら作ってきました。お客さんにものすごいインパクトを与えられる作品になっていると思います。団結力の強いカンパニーだと思うので、千秋楽までこの勢いを止めずに行きたいですね。期待してほしいです」とアピールし、北村は「皆さんの想像を超える作品になったのではないでしょうか。キャスト、スタッフ、全員で力を合わせて作り上げたと自負しています」と晴れやかな表情で語った。

ゲネプロの序盤では、正十字学園にまつわる七不思議の解決を命じられた燐たちの奮闘や、学園祭でのダンスパーティの様子など、学園生活がテンポよく描かれていく。しかし一転、横田龍儀演じるルシフェル率いる啓明結社イルミナティの面々が大久保聡美演じる神木出雲を連れ去ってしまい、祓魔塾生たちは彼女を救うべく立ち上がる。

ステージ上では青い炎の模様があしらわれた可動式の舞台装置を駆使して、正十字学園からイルミナティの本拠地までのさまざまな場面を表現。今作の主軸を担う出雲と田中良子演じるその母・神木玉雲の関係性や、樋口裕太演じる新キャラクター・宝ねむ、そしてキーパーソンとなる才川コージ演じる志摩廉造らの活躍にも注目したい。

東京公演は10月29日まで。その後、11月2日から5日まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて上演される。また11月5日に行われる千秋楽公演の模様を収録したBlu-ray / DVDは、2018年3月28日に発売。さらに、千秋楽公演が映像配信サービス・GYAO!のニゴステにてライブ配信されることも決定した。