「おおきく振りかぶって」舞台化、脚本・演出はキャラメルボックス・成井豊

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ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」の舞台化が決定した。2018年2月に東京・サンシャイン劇場にて上演される。

舞台「おおきく振りかぶって」ティザービジュアル。(c)ひぐちアサ/講談社

舞台「おおきく振りかぶって」ティザービジュアル。(c)ひぐちアサ/講談社

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「おおきく振りかぶって」は、2003年に月刊アフタヌーン(講談社)にて連載開始した野球マンガ。主人公の三橋廉、彼とバッテリーを組む捕手・阿部隆也らが所属する公立高校の新設野球部を舞台に、甲子園優勝を目指す球児たちの成長を描く。単行本は27巻まで発売されている。2006年には第10回手塚治虫文化賞新生賞、2007年に第31回講談社漫画賞一般部門を受賞し、2007年4月、2010年4月にはテレビアニメ化された。

舞台の脚本・演出を手掛けるのは、演劇集団キャラメルボックス成井豊。「おおきく振りかぶって」は「弱者の物語」だと語る成井は、今回の舞台化について「僕が今まで書いてきた脚本の多くが、やはり「弱者の物語」だった。だから、『おおきく振りかぶって』は僕の琴線に触れたのです。だから、『おおきく振りかぶって』を自分の手で舞台化したい、と思ったのです」とコメントしている。

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成井豊(キャラメルボックス)コメント

今まで様々な野球マンガを読んできましたが、この「おおきく振りかぶって」は全く新しいタイプだと思いました。
一言で言えば、「弱者の物語」。なんだかんだ言っても、野球マンガの主人公は大抵の場合、飛び抜けた精神力と身体能力の持ち主で、その強さゆえに勝利を重ねていく。
が、「おおきく振りかぶって」の主人公のピッチャー三橋は球速が遅く、気が小さい。
どこからどう見ても、弱者です。
が、その弱者が誠実に戦いに臨み、周囲の認識を覆していく。
特別な才能を持たない者にとって、これほど勇気の出る物語はありません。
考えてみると、僕が今まで書いてきた脚本の多くが、やはり「弱者の物語」だった。
だから、「おおきく振りかぶって」は僕の琴線に触れたのです。
だから、「おおきく振りかぶって」を自分の手で舞台化したい、と思ったのです。

舞台「おおきく振りかぶって」

日程:2018年2月予定
会場:サンシャイン劇場

スタッフ

原作:ひぐちアサ (講談社「月刊アフタヌーン」連載中)
脚本・演出:成井豊(キャラメルボックス)

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