マンガ14万冊!明治大学が米沢嘉博記念図書館オープン

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本日10月31日12時、明治大学付属のマンガとサブカルチャー専門図書館「米沢嘉博記念図書館」がオープンした。

2階閲覧室。入り口付近には米沢関連の本、奥にはりぼん、なかよしなどの少女マンガ雑誌が並ぶ。

2階閲覧室。入り口付近には米沢関連の本、奥にはりぼん、なかよしなどの少女マンガ雑誌が並ぶ。

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2階閲覧室。席数は30席程度。

2階閲覧室。席数は30席程度。

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1970年代のガロや月刊マンガ少年。

1970年代のガロや月刊マンガ少年。

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閉架式書庫。普段は一般の利用者は入ることはできないが、申請することで資料の閲覧は可能。

閉架式書庫。普段は一般の利用者は入ることはできないが、申請することで資料の閲覧は可能。

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米沢嘉博記念図書館は、2014年に完成する予定の東京国際マンガ図書館(仮称)の先行施設。2006年に亡くなったマンガ評論家でコミックマーケット準備会代表の米沢嘉博のコレクションを中心に保存している。

1階は展示室となっており、コミックマーケットのカタログや、付録、昔の雑誌から、つい最近出たばかりの雑誌までが展示されている。2階は閲覧室、3階から5階は閉架式の書庫となっており、書庫にある資料は申請することで閲覧可能だ。

蔵書数は14万冊。少女マンガ誌から少年誌、今では廃刊となっているマイナー誌に至るまで、さまざまなマンガ雑誌を中心に、1960年代以降の単行本、同人誌などが収められている。

商業誌で活躍しているマンガ家の同人誌もあり、例えば「BASARA」で知られる田村由美の同人誌「夢の跡~巴がゆく!終了記念特別外伝集」なども。これらの蔵書は検索システムで外部からでも検索できる。

明治大学の関係者でなくても、会員登録をすれば資料を閲覧することができ、会員種別は一般、1ヵ月、1日会員の3種類。それぞれ会費は一般6000円、1ヵ月2000円、1日300円となっている。ただし、1日会員は同人誌と1979年までに出版された資料の閲覧請求はできない。

また、館内貸出しの際には別途プリペイド式ポイントカードが必要。1冊につき100ポイント、1回につき10冊まで閲覧請求できる。1日に何冊でも閲覧請求できる1日観覧券も3000円で販売されているので、1日マンガを読み耽りたい人はこちらを利用するのもいいだろう。なお館外貸出しは行っておらず、えんぴつ、ノート、貴重品以外の持ち込みは禁止。手荷物は2階のコインロッカーに預けて利用するシステムだ。

今後明治大学は、マンガや同人誌だけではなく、マンガの原稿やアニメの原画、ゲームやフィギュアなどを保存する、世界最大級のマンガ・アニメ・ゲームのアーカイブ施設「東京国際マンガ図書館」(仮称)を設立する予定。多くのマンガファンにとって、貴重な施設になることは間違いないだろう。

米沢嘉博記念図書館

住所:東京都千代田区猿楽町1-7-1
開館時間:月曜・金曜 14:00~20:00/土日祝 12:00~18:00
休館日:火・水・木曜、年末年始、特別整理期間

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