おかざき真里が描く最澄&空海の物語「阿・吽」2巻に山岸凉子らコメント

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おかざき真里「阿・吽」の2巻が、本日5月12日に刊行された。

「阿・吽」2巻に寄せられたコメント。

「阿・吽」2巻に寄せられたコメント。

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「阿・吽」2巻(帯付き)

「阿・吽」2巻(帯付き)[拡大]

京都の老舗出版社である阿吽社の監修・協力のもと、月刊!スピリッツ(小学館)にて連載されている「阿・吽」。平安時代に生きた2人の偉大な僧侶、最澄と空海の生き様を描いていく意欲作だ。2巻では山ごもりを続ける最澄の身に、ある大事件が起こる。

2巻の帯には山岸凉子がコメントを寄稿。そのほか末次由紀ゆうきまさみ、島本理生、金城一紀が、2巻刊行に際し賛辞を送っている。また5月27日発売の月刊!スピリッツ7月号には、山岸凉子とおかざき真里の対談が掲載。ファンはこちらも併せて要チェック。

「阿・吽」2巻コメント

山岸凉子(『日出処の天子』『テレプシコーラ』)

1集の1話目から「わぁ、すごい」と感じました。のって描かれているし、
いろいろな知識を、本当に自分のものにされている。
この作品には熱がありますね。熱が読者をひきつけるのだと思います。

末次由紀(『ちはやふる』)

今回の真里先生は押し殺した美しさ。自然物を描く愛情と
そこに乗せられる人間の業が、絵と言葉の魂となって向かってきます。
戦慄しながら読んでしまいます。

島本理生(小説家)

どんな言葉でも語りつくせない男たちの運命と葛藤を、おかざき真里さんの漫画は数ページで魅せてくれる。
追いつけないと知りながらも最澄を追い求める弟子のように、私も彼らから目が離せない。

ゆうきまさみ(『白暮のクロニクル』『でぃす×こみ』)

いまどき歴史物など描こうとすれば、時代的思想も含めた人物造形から背景美術の創造まで、ものすごいエネルギーが必要です。おかざき真里さんはそのエネルギーをどうやって調達したのでしょう。この作品は、その迸る熱量が横溢し漫画表現の高みとなって、現在最も(いい意味で)気持ちの悪い漫画のひとつとして、この世に現れました。ああ、見習いたい見習いたい(無理だけど)。

金城一紀(小説家、脚本家)

こんなに圧倒的な迫力の漫画に巡り会えたのは久しぶりです。画は3Dのように目に飛び込んでくるし、ストーリーは矢のように胸に突き刺さってきます。漫画を読む楽しみが本当はどんなものなのかを、ぜひ味わってみてください。

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読者の反応

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末次由紀 @yuyu2000_0908

おかざき真里先生の最新刊『阿・吽』 2巻が発売されています。推薦文を僭越ながら書かせて頂いたんですが、ほんとに読んだほうがいいし読まないと伝わらないし読まないともったいないです。ためいきしかしばらく出なくなるけど!ぜひ。 http://t.co/1n92qe2Cgn

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